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執筆者の写真ykanno11

錦織の勝利から感じること

大学の頃テニスをやっていたので、テニスの4大大会は

毎回注目しています。


全豪オープンの錦織の2回戦、すごかったです。


2回戦の相手は身長2メートル11もあるカロビッチ。

試合はフルセットのタイブレークまでもつれて錦織の勝利でした。


錦織は、2セット先取して、第3、4セットを取られます。

相手の長身から繰り出すサービスは鋭く、ノータッチでサービスエースを

奪われる試合展開。


しかし、錦織の集中力が切れることはありませんでした。


僕が注目したのは2箇所です。


第5セット ゲームカウント4−4で迎えた

第9ゲーム、錦織のサービス 0−40と絶体絶命のピンチ。

このゲームを失ったら、「負け」が近づいてくる

大事な局面です。


しかし錦織は、逆転して、このゲームを取ります。


もう一つは

第5セットタイブレーク4−1とリードしながら6−6に追いつかれ

6−7とリードを奪われてからのプレーです。


この試合、錦織はサービスエースを

59本決められています。


6−7と逆転されてサービスはカロビッチ。

またも絶体絶命のピンチに

錦織のリターンは2本とも

絶妙のコースで相手のコートへ


カロビッチは返せませんでした。


6−7から相手のサービスで一気に6−9になると

誰もが思った展開を、反転させた錦織。


試合は8−7と錦織リードで

サービスは錦織。

錦織のサービスをカロビッチは

1本目 アウト

2本目 ネット


10−7で錦織の勝利。


勝利の瞬間、錦織はその場にうずくまります。





その姿は、すべてを使い切ったように見えました。



試合後のインタビューで錦織は


「どっちが勝ってもおかしくなかった」

と言っていました。


そこには、「勝ち」も「負け」も両方あると

感じます。



1回戦で見せたラケットを叩きつける「怒り」

そして

淡々とした「集中力」


すべての感情がそこにあり

そして、振り回されない強さ。


僕が見た2つのピンチを乗り越えた

ポイントはそこにあると思います。


どんなことが起きてもOKというくらいに

目の前の状態に集中している。


そこには思考は入らず


どんな選択も瞬時にできる状態。


錦織 強い。


3回戦も楽しみです。









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